先日、弊社代表が高等教育問題研究会FMICS2月例会に参加しました!

※高等教育問題研究会FMICSとは?
主として私立大学事務系職員、大学関係者、各種団体、民間企業の方々や学生が参加し、大学教育の在り方等を勉強する会です。

今回のテーマは、「2019年卒も超売り手市場は続くのか?~就職できても安心できない理由~」
就職できても安心できない理由 なんて、何とも不安を煽るような副題ですが
これは事実です。
内定はあくまでスタートラインに立ったということ。
就職してからが、本当のスタートです。

*以下はFMICS代表の高橋様の見解です
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今回の話題提供者は、日経新聞 日経カレッジカフェ副編集長の渡辺 茂晃さん。
渡辺さんのお話は、
1.大人と他流試合をしなさい。
2.新聞を読みこなしなさい。
この2つの原理原則を下敷きに展開されます。
「就職はバブル並みの売り手市場が続くけれど、就活、そしてその先の社会ではいくつかの変化が進んでいます。この変化を理解した上で、仕事選びや働き方を考えないとだめですよ。」
時代の変化に伴う大局観の必要性について、私たち大人も深く考えさせられました。

学会は、学生主体で行われ、あくまでも社会人は議論が行き詰ったときの手助けのみ。
学生が主体的に自分の進路を議論・検討していきます。

渡辺さんの問題提起を下敷きにして、6グループでワイワイガヤガヤ、小一時間程話しあいました。チームのまとめの発表のための持ち時間は、わずか5分間。にもかかわらず、チームの色がしっかりと出た内容となりました。社会人の皆さんが、ガッチリとファシリテートしてくださったこともあり、学生たちは伸びやかに、自信を持って大きな声で想いを語ることができたのだと思います。
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学生と社会人が真剣に議論を重ねる場って貴重ですよね。学会を終え感じたことは、

「やはりキャリアプランの検討は1・2年生からやらなければ多くの世界を知ることは出来ない」ということ。

そんなものは社会人になってやればいいという意見もあります。
しかし、社会人になってから転職を繰り返し、自分のキャリアプランを立てることができない人や、転職を繰り返すことに耐えられない人がいるのも現実です。
大学1・2年生のうちからキャリアプランを立てる準備をすることで、その後の人生も大きく変わってくると思うのです。

また、転職の話になりますが、前向きな転職と場当たり的な転職には大きな違いがあります。

就職活動をする際は、まずは自分がどうなりたいかという目的、ゴールを設定すること。
そこから逆算をして、どの方向性が自分のためになるか、そこに行くためには今何をすべきかをしっかり考えていく必要があります。
その為にはまず、視野を広く持つ必要があります。多くの世界や意見に触れる機会が必要です。

「安定」とはなんでしょうか?会社が安定を皆様にもたらしてくれるでしょうか?

我々は、「自分の力でキャリアを開く力(求められる力)」のことだと思っています。
どの会社からも求められる人材になることが真の安定ということだと弊社は考えます。会社に依存するのは大きなリスクです。
*ここは議論が起こる所ですがここでは簡潔に記しておきます。

働き方の変革期、複雑化が進む現代社会においては、その検討は必須です。

昔と今の大きな違いは、昔の日本的な雇用の崩壊により労働社会からのセーフティネットの網目が大きくなってしまっているということ。
その為、自分で自分のキャリアを開く・守るための行動が必須となっています。

今回の学会を通して、今の教育の場ではその主体性を持たせる為に、教育の質や手段の工夫が求められているということを強く感じました。
私たち社会人も、学生さんがお手本にしたいと思うような大人になるべきだ、もっと努力しなさいと語りかけられているようで、改めて、今後も学生と真剣に向き合っていこうと気が引き締まりました。

今後もこういった活動に積極的に参加していきたいと思います!