こんにちは!リクアカ広報より連載コラムの更新です♪
残暑も少なくなり、すっかりと秋が顔を出してきた今日この頃です。体調を壊してはいませんか?
本日はやりたかった仕事に就けた後、それからの思いがけない悩みについてです。
私も。初めはいろんな企業を見るのが楽しくて、キラキラした社会人の話を聞いたり、インターンシップで働くということに希望を持ったり、就活って楽しいじゃん!と思っていました。
その場、その時の考えで、いいなと思う企業の説明会に行き、業界研究はほとんどしていませんでした。というよりも、業界研究の仕方がよくわからなかったんです。とりあえず動け!という感じでした。
それはそれで良かったのかもしれませんが、今思うと、若いうちから、もっと「将来のことを見据える練習」をすべきだったなと。
イコール、業界研究をすべきだったなと思います。
とある営業さん(30代半ば)の話です。
マーチ(6大学)を卒業して、製造業と呼ばれる業界に進みました。
昔から言われるメイドインジャパンというものに漠然とした誇りも持っていました。
しかし、実際に業界に身を置くと外からでは見えにくいことがたくさんわかってきたのです。
大量生産が利益を生み出す源泉とされているのは皆さん周知の事実だと思います。(一概には言えませんが長くなるのでここではそういうことに)
特に工業製品・家電・車・インフラ設備などは大量生産の毛色が強いです。
では、その大量生産をする工場はどこの国でしょうか?メイドインジャパンだから日本でしょ!ではないですよ。一部のコア技術を除いては概ね労働賃金が低い国で製造されています。
じゃぁ日本にある工場は何を作ってるの?ってなりますよね。(笑)
確かに物を作ってはいます。しかし、そのものつくりのほとんどが少ロットと呼ばれる数が少ないものとなってしまっているのです。では車メーカーや家電メーカーの大きい工場で何が行われているか?
答えは「組み立て」です。
世界中の各地で作られた大量生産品を日本の工場に集める。それを組み立てて物を作る。これが今のメイドインジャパンです。
しかし、全てがこの限りではありません。どうしても海外に技術流出できないようなコア部品は国内で作られます。また、試作などの短納期品や、品質が安定しないもの、国外に出してもメリットがない余り物は日本で作っています。
このことからもわかるように、日本の経済を支えてきた部品製造(中小企業)の役割が必要とされていないのです。そして、これこそが大企業には景気の良さが伝わるが中小企業には景況感が伝わらない理由の一つなのです。
さぁややこしい話が長くなりましたが、ギュウぅぅっとまとめて詰め込んだつもりです。
このように最初は夢の仕事に就けたと思っていても、仕事を覚えて目標が変わってくると見る景色も変わってきます。そして気付くのです。
「もっと、先行きが明るい業界に行けばよかった」と(笑)
実際にものを売るスキルは、どの業界に入ってもそこまで変わりません。それぞれ、多少の商習慣の違いなどはありますが、顧客の立場になり課題を解決するといった根本はどこも同じです。
では業界研究をするとどうなるか。
将来の業界の動き(未来予想図)を見い出す力がつきます。
簡単な例でいうと
小さい市場で数少ない宝探し(売り上げ)争奪戦を繰り広げたいのか、
未開拓の市場で幅広い可能性発掘(新規開拓等)を展開したいのか、
それも業界でかなり異なってきます。
宝探しは宝が多い場所でやるのが勝利のセオリーなんです!
自分のやりたいこと、興味のある市場は今どんな状況で、これからどうなることが予想できるのか。もちろん、未来のことはだれにもわかりませんが、
私達は「予想」することができます。
予想をして、将来その業界はどうなるのか、自分がどう関わっていきたいのか、今から考えることに損なことは一つもありません。むしろ1、2年生のうちに考えておくべきです!(3年ではある程度終わってることが望ましい)
今の状況を体験している社会人の声を聞くことでリアルな社会が見えてきます。
頭の中で考えるだけでは、あなたの世界は広がらない。人と会って話を聞くことで、少しずつ外の世界とつながることができると思うんです。
就活は社会とつながる第一歩。
業界研究で大枠を掴んだら、企業研究におとしこんでいく。
今から少しずつ、社会人になる準備を始めていきましょう( ^∀^)
これから動きやすい季節になりますね!テイクアクション!皆様に幸あれ!